【Photoshop】描画モード「減算」を利用して逆光の効果をささっと作る

 Photoshopで逆光の効果を出したいときには、

など、いくつか方法があります。この記事では描画モードの「減算」を用いた方法を説明します。

[減算]の仕組み

描画モードの[減算]は、Adobeの公式ヘルプによると

各チャンネル内のカラー情報に基づき、基本色から合成色を減算します。8 ビットおよび 16 ビット画像で、結果の負の値が 0 にクリッピングされます。

https://helpx.adobe.com/jp/photoshop/using/blending-modes.html

と記載されています。Adobeヘルプにおいて「基本色」は下にあるオブジェクト、レイヤーの色を、「合成色」は重ねる側のオブジェクト、レイヤーの色を指します。

 減算は字面通り「下にあるもののカラー値から、重ねるもののカラー値をマイナスし、その値が0未満になった場合は0にする」というモードです。

減算の仕組み

 つまり同じ色を重ねるとRGBそれぞれ下のオブジェクトと全く同じ数値が引かれるので黒になります。これを利用して逆光の効果を作ります。

1.画像の評価

 背景とキャラを比較すると、背景が夕方的な色調なのに対して、キャラがその色調にあっていないので、浮いて見えます。

キャラの色調が浮いている

2.色調を合わせるためのレイヤーを作る

 キャラの塗りに関するレイヤーを[レイヤー]パネルで選択。option+command+Eで複製結合します。

 そのレイヤーを一番上に移動し、描画モードを[減算]に。

色調を合わせるためのレイヤーを作る

 この状態では真っ黒なので、[不透明度]または[塗り]を50%に。

色調を合わせるためのレイヤーを作る2

 描画モード[減算]を使用した処理はこれで完了です。これで黒さは抑えられましたが、後ろからの光を反映できていません。

3.光を作る

 [レイヤー]パネルから、[2.]で作成したレイヤーサムネイルをcommand+クリック。キャラ部分のみの選択範囲が作成されます。

キャラ部分のみの選択範囲を作成

 選択された状態で、[レイヤー]パネル下部から[ベタ塗り…]の調整レイヤーを追加します。

[ベタ塗り...]の調整レイヤーを追加

 キャラのみにマスクされた[ベタ塗り]レイヤーが作成されます。

 光源付近に近い色に設定し、描画モードを[覆い焼き(リニア)-加算]に、不透明度は白飛びしないくらいに設定。作例では75%に。

光源に近い色に

4.光を整える〜仕上げ

 逆光なので、ここまで身体が輝きません。このレイヤーのマスクを削っていきます。

身体はここまで光らない

 毛先や肩口など、光源に近い部分は強めにハッキリと光を残し、手や太ももなど遠い部分はふんわりと光を残します。

光源に近い部分はハッキリと、遠い部分はふんわりと光を残す

 最後に、光の当たり具合を見て全体的に微修正します。特に目のハイライトは真っ白だと浮いてしまうので、不透明度を調整します。

全体の光を調整。特に目のハイライトは注意

 これにて完成。完成品はこちらに。

夕日を背に | skskSketch 〜よそいちのイラストサイト〜

 こちらの続き。この中ではもっとも厚着をすることに決めたようです。  今回は逆光を作り出すのに描画モード[減算]を使っています。

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