今までの道のりを思い出すコンサート、これからの旅が楽しみになるコンサート
2024/9/6（金）にパシフィコ横浜で開催された原神コンサートに行ってきました。 感想は「最高」の一言。圧倒されるばかりでした。
開催当日は平日だったので、勤め人たる私は有給を取って参戦。横浜駅直前で人の踏切立ち入りにより電車が20分弱運転を停止。開演1時間前に横浜に着いて、休憩してから会場にGOというプランは完全に崩壊（：スターレイル）、着席できたのは開演2分前というスリリングな展開に。ここで感じた胸のドキドキは、急いでいたからか、それともこれから始まるコンサートへの興奮でしょうか…？
コンサートはおなじみの「モンドの一日」からスタート。
ゲームのスタート地点から順に、これまでの旅路を振り返るように奏でられていくサウンドの数々。私のテンションが最高潮に高まったのは、「ソルシュの歌」から始まったスメール編。アランナラたちとの冒険、甘露花海を浄化するための冒険、ナヒ〜ダ※1を救うための冒険の記憶が蘇ってきました。
「神喰らう巨蛇の乱舞」ではアペプの得体のしれなさ、強大さ、そんな相手に立ち向かう勇壮さ、まさにボス戦BGMといった迫力を、サビ部分の管楽器フルパワーで存分に感じることができ、「スラサタンナ幻想曲」「いつかの知恵、いつかの願い」では、スメール魔神任務クライマックスのセリフ「今宵、素敵な夢があなたたちに訪れますように」※2を思い出し、映像と相まってこみ上げてくるものが………夢がテーマの宵宮伝説任務の曲「共に星々を追いかけて」で涙のダムが決壊したのは書くまでもありません（書いているが）。
※1キャラ紹介動画のフォントにならっています
※2文字だけ見ると何気ない励ましのようなセリフですが、作中極めて重い意味をもっています。スメール民はある事情により夢を見ることができないからです。
ミステリアスな旋律から始まった「フォンテーヌ」。これで実装された6国のうち5つ目、6つ目であるナタは実装されたばかりなので、コンサートも終幕へ向かっていることになります。 サーカスのステージを思わせる「幻光のトリック」「軽やかに風を追う影」から「お嬢様のお出まし」※3が続き、ムードは結構楽しげ。
その空気を一変させたのは「嘆きと凱旋」。この曲は、決闘や舞いを思わせる戦闘BGMが多いフォンテーヌにおいて、特に「戦い」を想起させる優雅ながらも激しい曲です。 ここから、「古海が再び湧き上がる時」「万象が滅びる刻」と続き、演奏される曲の緊張感は高まっていきます。
続くのは「夕暮れの想い」。「フォンテーヌ」と同様の主旋律をもつ曲ながら、寂しさが強くどことなく終わりを感じさせる曲。ここでしんみり閉幕するのも良いか………と感じていたところ、フリーナが『僕の演出、楽しんでくれたかい？』と言わんばかりの「旅への誘い」で空気は一変。ぱあっと明るくなった空気そのままにアンコールへ。新エリア「ナタ」の曲が2曲演奏され、トリを飾ったナタの戦闘BGM※4で会場の空気は最高潮に。気分が上がりきったまま終幕となりました。
※3筆者の推しナヴィアのテーマ曲。サントラにはまだ収録されていないような………
※4ナタの戦闘曲3曲はそれぞれ色がかなり異なり、この日演奏されたのはその中でも「楽しげ」な雰囲気を纏うものです。すでに曲名も公開されている「蒼き野原のアンセム」ともう1曲は、曲調やコーラスが含まれるため荘厳な感じの曲です。
このコンサートツアーは大阪→シンガポール→マレーシア→イギリス→タイ→韓国→インドネシア→ドイツ→フランス→アメリカと、モンドから冒険が始まった私達旅人のように各国を巡ります。特にフォンテーヌまでの旅路を終えた旅人は、これまでの冒険で得た感動が鮮やかに蘇ってくるはず。そしてナタではどんな曲が冒険※を彩ってくれるのか、それもまた楽しみでなりません。
※5現在筆者は旅人＋ナタキャラの2人で冒険中。世界ランク9に上げたこともあり、攻撃の手数・回復手段が少なくなかなか手応えある戦闘になっています。キィニチASAP
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